「われらは、(破滅する人)のことをゴータマ(ブッダ)にお尋ねします。破滅への門は何ですか?」『スッタニパータ』という経典の中の一説です。
《悪い人びとを愛し、よい人々を愛することなく、悪人のならいを楽しむ。これは破滅への門である。》
仏教の教えは、神佛の都合によって地獄極楽に行き先が決められるのではありません。あくまでも、自分がどういう行為をしたかということです。
そこでお釈迦さまは、私たちが日常行うことをわかりやすく具体的に示されます。
心の悪い人と付き合い始め、悪いことをしているという感覚もなくなり、その行いが楽しいと思うようになる。
それは、その人が破滅へ向かっているということである。
よくよく、自分の行いを振り返りましょう。
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